双極性障害の症状をチェックしよう|バラバラの気持ちを整える

先生

遺伝子による精神疾患

男の人

世界での増加傾向が強い

とても元気な状態と、とても落ち込んだ状態を繰り返すような場合、双極性障害の疑いがあります。双極性障害とは、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患です。原因は明確にはされていませんが、遺伝子の影響によって発生すると見られています。その理由は、一卵性双生児における発症の一致率が高いことにあります。一卵性双生児での一致率は5割から8割、二卵性双生児では2割程度となっています。双極性障害は、近年増加傾向にあるうつ病とは異なり、誰にでも起こり得るものではありません。ですが、うつ病と似たような症状を表すことから、診断が難しい疾患だと言われています。躁状態にある場合でも、全ての場合において明確な躁状態を表すわけではなく、単にいつもより元気が良いとか活発であるという程度のこともあるため、専門医であっても判断を間違ってしまうこともあります。日本国内での双極性障害発症率はかなり低いと言われていますが、世界的規模で見た場合では、6番目に増加傾向の強い疾患とされています。ただ、診断の難しさや各国によっての基準の違いなどもあるため、一概にこの限りとは言えません。双極性障害に罹患している人の数は世界で6000万人と推定されています。

躁状態とうつ状態

双極性障害であるかどうか診断するためには、躁状態とうつ状態それぞれの症状をチェックする必要があります。一番良いのは病院を受診して検査をしてもらうことですが、自宅でセルフチェックを行うこともできます。インターネットで検索するとチェックリストが掲載されているサイトがいくつか出てくるので、そちらを利用してみましょう。躁状態でチェックすべきポイントは、頭が冴えている、気分が高揚している、自分は特別な存在であると感じる、次々とアイデアが浮かんでくるなどです。こちらは本人が感じているものになります。次は、周りの人が見てもわかるポイントです。睡眠時間が極端に短くなった、よく喋るようになった、とにかく活発に動き回っている、突拍子も無い行動を取るなどがあります。これらのことによって他人との関係がうまくいかなくなったり、生活に支障が出ている場合は躁状態と言えるでしょう。うつ状態のチェックポイントは、悲しい、無関心、喜びを感じない、疲れる、やる気が出ない、死にたいと感じるなどです。こちらも躁状態と同じく、患者本人が感じるものになります。周りから見てもわかることは、食欲減退または食欲旺盛、不眠もしくは寝てばかりいる、物事に集中していないなどがあります。躁状態とうつ状態を1年に1回から3回繰り返している場合に双極性障害と診断できます。必ずしもこの回数ではありませんので、これらの症状に当てはまる場合には病院を受診することをおすすめします。